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〖国別ガイド:フィリピン〗寮 vs ホームステイの選び方|都市別の特徴と相場の考え方

【結論】勉強量と安全・生活の安定を最優先するなら“学校提携の寮(キャンパス寮)”が無難。日常英会話の強制力と異文化体験を重視するなら“ホームステイ”も選択肢。

しかし、フィリピンではホームステイは盛んではありません。セブ島はフィリピンの中でも比較的治安はいい方ですが、首都のマニラなどは治安が悪い地域もあるのでフィリピン留学する際は注意が必要です。


【注記】筆者はフィリピンでは学校提携の寮を実体験。ホームステイは未経験のため、ホームステイ部分は学校スタッフの説明・クラスメイト談・各校の案内
をもとに一般的傾向を整理しています(条件は家庭・時期・都市で異なります)。

1. 違いを一枚で把握(フィリピン前提の比較表)

項目 学校提携の寮(キャンパス/提携寮) ホームステイ(一般家庭)
学習環境/EOP EOP(母語禁止)や自習時間が制度化されている学校が多い/自習室・監督あり 家庭次第。会話は増えるが学習時間の管理は自分次第
食事・洗濯 食事(2〜3食)・洗濯・掃除が込みのパッケージが一般的 食事込みが多いがメニュー・量は家庭差/洗濯は家庭ルールに従う
自由度/門限 平日外出制限・門限ありの学校も(集中したい人に◎) 家庭ルール・門限に準拠(自由度は家庭により差)
通学 校舎と同敷地/徒歩圏で通学ストレスが小さい 住宅地から通学(ジプニー/トライシクル/Grab等)
安全面 ガードマン常駐・受付管理などセキュリティ体制が取りやすい 周辺環境次第。夜間は配車アプリ利用推奨
英語環境 留学生中心→授業+自習+アクティビティで量を確保しやすい 日常会話が自然発生しやすい(家族構成・英語力に依存)
向いている人 勉強量を最大化/生活を“自動化”したい/初海外で不安 文化体験重視/家庭の温かさが欲しい/会話の強制力を求める
注意点 共同生活の価値観差(生活音・掃除頻度)/Wi-Fi品質は学校差 家庭ルール(シャワー時間/食の好み/宗教)・家族との相性/通学時間

2. 主な都市・エリアの雰囲気(ざっくりガイド)

  • セブ(Cebu City/IT Park・Lahug・Mactan):語学学校が密集。IT Park周辺は暮らしやすさ◎、海も近い。

  • マニラ(Makati/BGC):都会的で施設が豊富。移動はGrab前提、渋滞と物価はやや高め。

  • バギオ(Baguio):高原で涼しく学習に集中しやすい。EOPが厳しめの学校が多い印象。

  • クラーク/アンヘレス(Clark):広いキャンパス型が多く静か。週末はマニラ/スービックへ小旅行も。

  • ドゥマゲテ/イロイロ等:落ち着いた学生街。物価は控えめ、ローカル感を楽しめる。

迷ったら「校舎〜部屋が徒歩圏」「周辺にスーパー/カフェ」「Grabの配車のしやすさ」の3条件で比較。


3. 相場の考え方(あなたの実費で埋めると強い)

フィリピンは授業+寮+食事の“オールインワン”が主流。学費の影響が大きいので、ここでは滞在まわりだけを分解。

寮(筆者:実体験あり)

  • 部屋タイプ/期間:1人部屋/4週間 約25万円 (寮+6コマ授業+3食付き)

  • 滞在費(1か月)約3万円

  • 洗濯/清掃:込み(週1回)

  • 通学・交通:徒歩のため0円 タクシーも日本に比べると安い

  • 総額(月)約28万円

所感:生活の大半が学校内で完結。食事・洗濯が自動化され、勉強に時間を振り切れた。


4. フィリピンならではの選び方フロー

  1. “勉強最優先”で生活を自動化したい?YES:寮

  2. 会話の強制力や文化体験を重視?YES:ホームステイ

  3. 夜の外出や週末旅行を楽しみたい? → 立地と門限を要確認(寮は校則、ホームステイは家庭ルール)

短期(2〜8週間):EOP+自習時間が確保できる寮でブーストが王道。中長期は自由度や疲れにくさも加味。


5. 実体験:寮生活のリアル(フィリピン)

良かった点

  • EOP+自習時間で英語に浸かれる

  • 食事・洗濯・掃除込みで学習へ全振りできる

  • 警備員常駐や入退館管理など安心感

困った点

  • Wi-Fi品質は学校・部屋位置で差(自習室や時間帯を使い分け)

  • 外出制限がある学校だと週末以外は自由度が低い

  • 衛生環境があんまりよくない

小ワザ

  • 耳栓・アイマスク・延長コードは正義

  • 水分・虫対策(ボトル水・虫よけ)を“最初から”習慣化

  • 連絡は学校担当に即共有(室温/騒音/シャワー等)


6. 予約・部屋タイプ・安全のコツ

  • 予約タイミング:日本の春休み・夏休み前は2〜3か月前に確保。1人部屋は早め

  • 食事・アレルギー:申込時に明記(宗教上の配慮含む)

  • 移動:夜間はGrab前提、徒歩は短距離でも無理しない

  • 通学距離:寮は徒歩圏が多いが、ホームステイは通学ルートを要確認


7. よくある質問(FAQ)

Q. どっちが英語は伸びる?
A. “量×継続”次第。EOPや自習制度がある寮は学習量を確保しやすい。会話の強制力ならホームステイも有力。

Q. Wi-Fiは大丈夫?
A. 学校・部屋位置・時間帯で差あり。自習室/共有部に退避できる設計か、事前に確認を。

Q. 治安は?
A. 配車アプリ中心で動けば管理しやすい。夜間の徒歩は避け、貴重品分散・校内保管を徹底。

Q. 週末の楽しみ方は?
A. セブならアイランドホッピング、マニラ圏なら歴史地区やBGC、バギオなら自然散策。門限と移動時間を逆算して計画を。

8. 次に読む(内部リンクを設定)

  • 寮 vs ホームステイ(汎用ガイド/判定フロー) → https://sagawano-sumika.com/about-studying-abroad/

  • マルタ編:滞在先の違いと相場 → https://sagawano-sumika.com/m-dormitoryvshomestay/